ビタミンA

感染症の予防や強い抗酸化力

ビタミンAは皮膚や喉、鼻、肺、消化器官などの粘膜を正常に保つ働きをするため、感染症を予防し免疫力を高めます。
ビタミンAによる発ガン抑制作用も多くの動物実験により認められています。
ビタミンA前駆体のβカロテンは抗酸化力を持ち、有害な活性酸素を消去し、老化やガンの抑制に働きます。

薄暗がりで光を感じる力に関与

ビタミンAは目が光を感じるのに必要な網膜の色素ロドプシンの主成分です。
ロドプシンは暗いところでも僅かな光に反応して壊れ、脳に刺激を伝えた後、元の形に再生されます。
この過程を暗順応といい、映画館などでよく経験します。

過剰摂取は頭痛や嘔吐、先天異常に

ビタミンAは脂溶性のため、摂り過ぎると体内に蓄積し、脳圧亢進症(嘔吐や頭痛などの症状)、骨障害、脂肪肝などの過剰症が起こります。
妊娠初期に摂り過ぎると、胎児の奇形が増えることも確認されています。
βカロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換される為、過剰症は起こりません。

摂取不足は感染症になりやすい

ビタミンAが欠乏すると皮膚や呼吸器の粘膜が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。
また、暗がりで目が見えにくくなり、ひどくなると夜盲症になります。
子供では成長障害を起こします。

βカロテンは油脂と一緒に摂ると吸収率がアップする

動物性食品に多く含まれるビタミンAはどのような食べ方でもよく吸収されます。
緑黄色野菜に多いβカロテンは腸管からの吸収率がビタミンAの約1/3でさらに脂肪含量や調理法によって吸収率が10〜60%と大きく異なります。
脂溶性のため、野菜は生よりは油脂と一緒に調理して摂ると小腸での吸収率が高まります。


ビタミンAのプロフィール

  • 化学名・別名
    レチノール、βカロテン
  • 性質
    淡黄色、脂溶性、光・熱・酸素に弱い
  • 生理作用
    網膜色素の成分、皮膚・粘膜を健康に保つ、抗ガン作用
  • 摂り過ぎの場合
    脳圧高進症、骨障害、脂肪肝、妊婦では胎児に奇形や流産
  • 不足の場合
    夜盲症、成長障害
  • 1日の摂取基準
    成人男性 700〜750μgRE 成人女性 600μgRE 上限 3,000μgRE

ビタミンAの効能

  • 粘膜や皮膚の健康維持
  • 美肌
  • 風邪予防
  • 動脈硬化予防・ガン予防
  • 視力を正常に保つ

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